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衛生管理コラム

第22話 外国人の方と一緒に働く

よりよい組織作りのために

第20話で、「日本人らしさ」について、お話しました。
戦後教育で多くのものが壊されたとはいえ、日本人の民度は素晴らしいです。
そのため、日本人が主となる組織では、「日本人らしさ」を信じて仕事をして欲しいです。

近年、外国人労働者が増えてきました。
地域に根付いている人もいるでしょうし、日本の生活に馴染めない人もいるかも知れません。

勉強会に呼んでいただける工場で、3名の外国の若い子がいます。
前年と同じように、前に並んで座っているのを見ると、「頑張っているんだな」と嬉しくなります。
いろいろな事情をもった人がいるでしょうが、よい仕事をして、幸せになってくれるのを祈るばかりです。

外国人の方と接するコツはいろいろあるのでしょうが、二つだけ大切と思っていることがあります。
1つめは、先にお話した3つの思い込みを意識して接することです。
祖国を離れて、日本に来ているのですから、いろいろな事情があるかと思います。
特に、彼らの背景を知り、思いを巡らすことも大切と思います。
注意すべきことは注意して、しかし、気持ちをフォローすることも大切です。

2つめは、仕事の説明の仕方と注意の仕方です。
仕事の説明は、何をするかだけでなく、なぜするかも説明し、丁寧な作業ができるまで、見届けた方が良いと思います。
仕事がうまくできず、注意する時は、何がどう悪いのかを、説明します。
いきなり怒るのでなく、何が悪かったか、どうすればよいかを、説明します。
考えさせ、納得してもらうことで、仕事の輪の中に巻き込んでいけたら理想でないでしょうか。

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