TOP
衛生管理コラム コンサルタントの現場から 虫・異物混入防止
しくみ作りコラム
衛生管理コラム

第25話 組織改善のあり方

よりよい組織作りのために

他人に対する3つの思い込みを捨て、「自分はやれる」と意識して、日本人の良さを信じて、仕事することが大切です。
もう一つ心にとめておいて欲しいのは、「組織は、急には良くならない」ということです。

組織を改善する時、「組織が良くなるスイッチ」を探したくなる時があります。
しかし、組織が急に良くなることは希です。組織を良くするスイッチはありません。
あるのは、組織の向かっている方向と、雰囲気を変えるスイッチだけです。

組織の向かっている方向とは、組織が良い方向に向かっているのか、悪い方向に向かっているのかということです。
組織改革は、組織の進む方向を良い方向に変えるということです。
なので、焦らず、徐々におこなうことが大切です。

雰囲気とは、組織の方向を、決めている空気です。
雰囲気を変えるには、いろいろな人を巻き込み、形を整えていきます。
問題のある人がいて、それに反応する人がいて、よけいこじれてと、負の連鎖が起きている場合、問題のある人だけでなく、周りの人も巻き込まないと、うまくいきません。

皆が一生懸命にやっていて、行き違いが起こっている場合は、お互いの言い分を聴くと、共にうなずける場合がほとんどです。
間に入って話を聴くと、共にうなずけるのに、本人同士が直接話すと、お互いの気持ちが前に出て、もめるのです。
その様な時は、お互いの気持ちを理解して、話のできる雰囲気を作ることが大切です。

時間はかかりますが、雰囲気を変えたり、作ったりしながら、組織を良い方向に導いて行くことです。

最新の衛生管理コラム 6件

マネジメントのヒント
第58話 戻れない時にとらわれず・・・ 前回まで、「人の一生は短い。後悔はせんように」 「今の仕事をやりつくそう」というお話をしました。 大学時代は、研究者として、大学に残るのが夢でした。 「目標」でなく「夢」という当たり…続き
マネジメントのヒント
第57話 行き詰まった時に思い出したい言葉③ 補える(おぎなえる)関係 TVアニメで「人は補ない(おぎない)あって生きていくもの」と言っていました。 主人公の駄目大学生が、理想の彼女と知り合い、好きになり、やがて結ばれていく内容で、 …続き
マネジメントのヒント
第56話 行き詰まった時に思い出したい言葉② 同じくNHK連続ドラマ小説の一場面。 植物学雑誌創刊に向けて、主人公の万太郎の部屋に友人が集まり、 論文を書こうとしても、筆が進まず、うだうだやっている学生をよそに、 万太郎は植物のスケ…続き
マネジメントのヒント
第55話 行き詰まった時に思い出したい言葉① 先日、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で、印象に残るシーンがありました。 それは、主人公の万太郎が、植物学を追究するか迷っていた時、 「ジョン万次郎」こと中濱万次郎が、自身の経験を…続き
ペストマネジメント
第103話 人は理解しないと動けない 前話で食品衛生7Sについてお話ししました。 食品安全ネットワークによって、はじめて分かりやすく解釈され、提唱さたた食品衛生7S それまでは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)と、ただ5つ…続き
ペストマネジメント
第102話 食品衛生7Sを考える② 食品衛生においては、清潔な環境が最終的な目的になります。 その清潔を、実現するための行程を表しものが、食品衛生7Sです。 整理で、製造現場から不必要なものを取り除きます。 整頓で、残…続き

こんなお困りごとはありませんか?