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衛生管理コラム

第36話 HACCP/FSMS対応ペストマネージメントのモニタリング⑯ 好ましくないモニタリング結果への対応②

ペストマネジメント

前話では、好ましくない結果が出た場合、どんな問題があるかを考えました。
第36話では、対策の見直し方を考えます。

「対策は、正しく実行されてこそ、効果が出ること」、「対策は、多くの場合、作業を大変にすること」を忘れてはいけません。

① 対策実行が不可能、もしくは困難
ア)対策をおこなうことが面倒であったり、困難であったりする場合
対策を立てる時は、現場任せにしてはいけません。
従事者と一緒に対策を実施し、従事者が無理せずできるか確認します。
一人の従事者で無理なようであれば、手助けとして、もう一人さけないかを考えます。

イ)従事者が面倒がっているだけであれば、従事者を正しくおこなうように指導します。
指導しても、真面目におこなわないようであれば、新しい担当者を起用します。

ウ)最初にたてた対策自体が不可能な場合は、別の対策を考えます。

②最初の対策は守れているのに、それでも捕獲数が多い場合は、他に問題がないかを探します。

食品安全管理の構築は時間のかかるものです。
あわてず、確実におこなってください。
「対策は、多くの場合、作業を大変にすること」を理解して、従事者の立場になって指導することで、従事者の信頼を得ることもあります。

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