衛生管理コラム
第39話 HACCP/FSMS対応ペストマネージメントのモニタリング⑲ 好ましくないモニタリング結果への対応⑤
ペストマネジメント
最後に、対策を立てる時に気をつけたい、2つのことをお話します。
それは、①問題の上流をたどるということ、②対策の目的を見失わないことです。
今話は、「問題の上流をたどる」についてお話します。
①問題の上流をたどる。
問題を解決するよりは、その問題が起こらないようにすることがより大切です。
例えば、火が出た場合に、目の前で燃えている火を、効果的に消すことも重要ですが、火が出ないようにすることは、もっと重要ということです。
防虫対策でいえば、濡れた床の清掃を徹底するより、排水溝に直接排水を流すことを考えることです。
ドライ環境でないところで、できるだけ水を使わないようにする方法を、ドライ運用といいます。
清掃できなければ、清掃しないですむ(清掃の頻度を減らす)環境をつくることを考えます。
根本解決でなくても、より問題を軽くすることも含まれます。
ものの置き方を変えて、清掃しやすくしたり、掃除道具を工夫したりして、清掃しやすい環境を作ったりします。
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