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衛生管理コラム

第39話 「ルールを守る心」を育てる④

よりよい組織作りのために

ルールを守ってもらうためには、従事者の「製品への愛着」を育てることが大切とお話ししました。
第39話では、従事者の心に「製品への愛着」を育てることは可能か?を考えます。

答えから先に申しますと可能です。
日本人は、昔から先祖を大切にしていますし、共感力に優れるからです。

「お墓を守る」という言葉があります。
先祖を大切にする心の表れですが、比較的若い人からも、その言葉を聞きます。
仏壇に手を合わせる光景をよく目にしますが、先祖の霊に手を合わせています。
その先祖を大切にする心は、製品を開発した先代や先輩への想いとつながります。

以前コラムでも書きましたが、共感はコミュニケーションに大切で、日本人は共感力に優れます。
「製品への想い」を、心を込めて伝えれば、従事者は共感をもってくれます。

その先代・先輩への想いと、共感力で、従事者に「製品への愛着」が育ちます。

外国人が多い職場もあります。
そのような場合でも、まずは日本人の間に「製品への愛着」を育て、皆で行動すれば、外国人の方にもその思いは伝わっていきます。
「あきらめずに」というよりも、外国人の方にも通じると信じて、「製品への想い」を伝えてください。

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