衛生管理コラム
第45話 「HACCP/FSMS対応」とは、仕組み作り
ペストマネジメント
HACCPは、CCP管理に目がいきがちです。
しかし、HACCP(CCP管理の部分)だけを構築して、残りの一般的衛生管理をバラバラに管理するとまとまりません。
コラム「ペストマネジメント」第5話、第6話で、HACCP/FSMSの優れた点の1つは、製造現場に出て、製造現場を全体的にとらえ、効果的な仕組みを作ることとお話ししました。
一般的衛生管理も製造工程にそってまとめ、はじめは優先順位をつけ、仕組みを作っていくことで、全体的にまとまってきます。
優先順位を難しく考える必要はありません。多くは、CCP近くの一般的衛生管理から始めます。
HACCPの専門家や大きな工場の品質管理者の方からは、「そんな悠長なことはできない」とお叱りを受けそうですが、専門家もおらず、なかなかマンパワーも避けないところでは、少しずつやっていくしかありません。
そのためには、優先順位は必要ですし、優先順位をつけるための、分かりやすさが大切です。
「HACCP/FSMS」は仕組みです。
そして「HACCP/FSMS対応」とは、(一般的衛生管理を含めた)HACCPの仕組みに対応していくことを意味します。
ペストマネジメントを、仕組みとして説明してきた意図はここにあります。
ペストマネジメントも、HACCPの手順に近い仕組みを作り、リンクしていくことが大切です。
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