衛生管理コラム
第49話 「作り込まれた仕組み」と「最小限の仕組み」の運用面での違い
よりよい組織作りのために
第48話の前室を例として、「作り込まれた仕組み」と「最小限の仕組み」の運用面での違いを考えます。
作り込まれた仕組み(の前室)では、初めての人が利用しても、前室が機能するようになっています。
最小限の仕組み(の前室)では、ルール通りに利用しないと、前室が機能しません。
従事者がルール通りに利用するためには、従事者にルールを十分説明・納得させ、従事者がルールを確実に守るまでにモチベーションを上げる必要があります。
作り込めば、作り込むほど、作業性が上がりミスがなくなります。
逆に、(最小限の仕組みとして)絞り込めば絞り込むほど、従事者の協力が必要となり、従事者への指導が必要になります。
言い換えれば、作り込まれた仕組みでは運用が楽になり、絞り込まれた仕組みでは、運用が大変になり、組織力が必要になります。
ハードを充実させれば、ソフトは楽になり、ハードに乏しいとソフトが大変になる場合が多いです。
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