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シロアリ防除

日本は地震が多く、地震がおこる度に、家屋倒壊によって多くの方が亡くなってきました。
家屋が倒壊する大きな原因の一つが、シロアリ被害です。

皆様の大切な家屋を守るため、シロアリ予防をお勧めしています。

少し古いですが、阪神淡路大震災後の調査結果です。
蟻道・腐朽がないと、全壊・半壊・軽壊との差はないですが、蟻道・腐朽がある建物では、多くが全壊になっています。

シロアリの羽アリは、4月終わりから5月にかけて見られます。
羽アリは昼間に飛び立つことが多いです。雨上がりの湿度が高い日が好まれます。

シロアリの羽アリは、前ばねと後ばねの大きさが同じで、こまかな翅脈(羽の模様)があるため、不透明に見えます。
(クロ)アリの羽アリは、前ばねが後ばねより大きく、羽が透明であるため翅脈(羽の模様)がはっきり見えます。

シロアリの羽アリ自体に害はなく、エアゾールをかけたり、掃除機で吸い取ったりして、簡単に退治できます。
しかし、白蟻の羽アリが現れたということは、近くに巣があることが多く、注意しないといけません。

ヤマトシロアリは、日があたらず、湿気があり、木材が多い場所を好みます。
床下や浴室など水回りを食害し、そのまま巣とします。雨漏りがある場合、天井裏や柱なども被害を受けることがあります。

ヤマトシロアリの巣は、数千~数万匹で構成されます。
巣には、子供を産む王と女王、次の王や女王になるニンフ、巣を守る兵蟻、世話をする職蟻がいます。
巣の90%以上が職蟻で、餌を集めたり、蟻道を作ったり、巣を作ったり、修理したり、他の階級の世話をしたりします。
時期になると、ニンフが羽アリとなって、巣から一斉に飛び立ちます。

【シロアリの被害にあわないために気をつけたいこと】

・家の周りに、枯れた木や段ボールを放置しない→シロアリの巣になります。
・床下換気口近くにものを置かない→床下の空気の流れが悪くなり、湿気がたまるようになります。

こんなお困りごとはありませんか?