衛生管理コラム
第50話 絞り込んだ仕組みを理解されなかった「毛髪除去の例」
その他
絞り込んだ仕組み作りが理解されないことについて、昔悔しい思いをしたことがあります。
それは、ある食品関連の工場でのことです。
その工場は、従事者入場のための前室を作り、粘着ローラーで毛髪除去をしていました。
粘着ローラーは、3回使用したら交換するルールになっていました。
粘着ローラーをかけるフックが3本有り、使用すると右のフックにかけ、一番右のフックにかかっている粘着ローラーを使用し終えると、粘着紙を剥がし、一番左のフックに移動させていました。
その他に、一番右のフックにかかっていなくても、粘着が弱いと感じたら粘着紙を新しくするようにルール化されていました。
壁には、粘着ローラーのかけ方のポスターが貼られ、従事者への指導も徹底していました。
なにより、従業員の粘着ローラーを使用する様子を見たら、仕組みがしっかり運用されていることが分かりました。
ところが、外部監査が来た時、エアシャワーがないことを指摘され、エアシャワーを入れるように言われました。
監査をおこなった人は、毛髪除去の仕組みを、確認もしませんでした。
出荷口にシートシャッターをつけたくて、予算化をしていたのですが、その予算がそのままエアシャワーに回され悔しい思いをしました。
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