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衛生管理コラム

第2話 失われゆく読解力

マネジメントのヒント

考える力をつける上で大切な読解力もまた、失われつつあります。
読解力は、読んだ本の量と、読んだ本について考えた時間、読む本のレベルに比例します。
本を読むのが好きか嫌いかも、大きく関わって来ます。

小さい頃に、親が本を読み聞かせた子は、本が好きになり、本をたくさん読む傾向になります。
本を読まない家庭で育てば、本を読むのが嫌いになるかも知れません。
そして、読解力からもたらされる集中力、持続力、理解力、思考力の差になっていきます。

よく理系と文系といういい方をしますが、理系でも基礎力として読解力は必要です。
なぜなら、問題を読み、何を質問されているかを知るには、読解力が必要です。
理論的に考えて、思考を展開するのも、読解力によりもたらされます。

昔は、本を読むことが、もっと身近にありました。
娯楽が少なかったからです。
現在では、テレビ以外にも、ゲームにスマホ、人によっては読書する時間は無いでしょう。

「読解力は失われていっている」
このことを理解しないと、相手に難しい話をしたり、文字の多い書類を渡したりして、失敗することになるでしょう。

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