衛生管理コラム
第26話 本質の考え方⑤ HACCP/FSMS対応ペストマネジメントの本質
マネジメントのヒント
ペストマネジメントの本質は、虫の混入を無くすことです。
虫の混入を無くすためには、HACCPと同じように製造ラインを分析して、虫が混入する可能性がある場所を特定し、侵入/発生する虫から、製造ライン(製造ラインを流れる製品)を守ることを考えます。
※ここでいう製造ラインとは、製造機械だけでなく、原料搬入から製品出荷までの、全ての製造工程をいいます。
そのためには、製造現場を全体的にとらえ、効果的な仕組み(防虫計画)をつくらなければいけません。
害虫管理では、虫の侵入/虫の発生を解決することが一番大切です。
しかし、解決ができない時は、侵入した/発生した虫が、製品へ混入するのを防ぐため、虫を製造ラインに近づけないようにします。
虫が製造ラインに近づかないようにするために、いくつもの対策を、組み合わせて計画します。
製造現場を全体的にとらえ、効果的な仕組み(防虫計画)を組んだら、現状を把握するためにモニタリングをおこないます。
この時も、現状を把握できるように、モニタリング計画を組みます。
以上が、正しいペストマネジメント(害虫管理)のあり方です。
ただモニタリングするだけ、ただ薬剤を散布するだけ、前の業者と同じように作業するだけ、そんな無計画な害虫管理では、安心できる虫混入対策はできません。
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ペストマネジメント
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