衛生管理コラム
第42話 食品安全で問われるもの
マネジメントのヒント
肉まんで有名な会社の異物混入が報道されました。
工場で豚まんのあんの中にビニール片が入っているのを従業員が見つけたそうです。
会社は、混入原因とみられる箇所を確定し、対応すると同時に、1.4トンのあんを廃棄処分にするとともに、その日の夕方には、およそ60の店舗すべてで豚まんの販売を中止し回収を始めました。
次の日、豚まんのあんの製造を再開しましたが、午後に店舗で従業員が再びビニール片が混入しているのを見つけたため、念のため、17日販売した分の回収やあんの廃棄を進めました。
このニュースは全国で報道されましたが、回収の決断、消費者への周知、混入原因の解明および解決が早く、悪意のある報道は見られず、むしろ販売再開を喜ぶお客を取材したものまでありました。
気づかずに食べても健康被害が起こるものではないこともありますが、消費者から若干の異物報告はあったものの、クレームとして報告されたものも、報道を見る限りなさそうです。
異物混入が起こってしまったことは問題ですが、食品会社の対応としては見事で、消費者の信頼を強めたといえそうです。
もちろん、私も、これからも安心して購入します(実はファンです)
食品の安全管理が厳しく求められる時代、問われるのは、企業の姿勢です。
今回の事故からそのことを改めて学びました。
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