TOP
衛生管理コラム

第2話 まずは自分から

よりよい組織作りのために

職場において、リーダーはとても大切です。
皆に、信頼されるリーダーがいる職場は、雰囲気がいきいきしています。
では、信頼されるリーダーとはいったいどんなタイプなのか?
仕事ができて一目おかれるリーダー、気づかいを忘れない優しいリーダー、けじめを忘れない厳しいリーダー
どのタイプというより、いろいろな側面をもったリーダーでしょう。

まちがいないのは、常に組織のことを考え、自らを律しなければいけないことです。

「自分は変えられるけど、他人は変えられない」という言葉があります。
まずは、自分から変わって、周りの環境を変えようということです。
従事者の行動を変えて、ルールを守る組織を作るにおいても、まず自分が変わることです。
その覚悟を持って、行動しなければいけません。

このコラムでは、よりよい組織作りについて考えたいと思っています。

今回は、工場の管理者にとって、もっとも大切なことをお伝えします。
それは、「ルールを守るリーダー」になることです。

工場入場時、忙しいからと、リーダーが粘着ローラーがけや手洗いの手をぬいたらどうでしょうか?
急いでいるからと、動線ルールをやぶったらどうでしょうか?
その様子を見た従事者は、
「リーダーがルールを守らないのだから、自分達も少しぐらいルールをやぶっていいよな」
という気持ちになります。必ずなります。
まずは、どんな時も、必ずルールを守るリーダーになってください。

また自分より立場が上の方にも、そのことを伝え、必ず守ってもらうようにしてください。
「どんな時も必ずルールを守る」、まずはその文化を根付かせましょう。

最新の衛生管理コラム 6件

マネジメントのヒント
第53話 日本人のアイデンティティに目を向ける 第二次世界大戦後、日本は教育界やマスコミによって、自虐史観を植え付けられて来ました。 日本の歴史の負の部分をことさら強調されたり、時にはありもしないことをでっち上げたりされて来ました。 …続き
マネジメントのヒント
第52話 先祖に思いをはせる気持ちから衛生管理を考える 先週に引き続き、先祖に思いをはせる日本人について考えます。 日本人は、無宗教と言われることがあります。 しかし、初詣や七五三など、神社との結びつきは強いです。 そして何より、両親や祖…続き
マネジメントのヒント
第51話 想いを力に変える パリ五輪の卓球女子シングルスで銅、団体で銀メダルを獲得した早田ひな選手が 「鹿児島の特攻資料館に行きたい」と発言し、多くの著名人が絶賛しました。 「生きていることを、そして自分が卓球を…続き
マネジメントのヒント
第50話 車の譲りあい 前話に続き、日本人の良さを考えたいと思います。 海外と日本の交通事情を比較して、いつも思うのは、 車の譲りあいの素晴らしさです。 脇道から車が出てきている時は、交互に譲ります。 そ…続き
マネジメントのヒント
第49話 人を尊ぶ心 人を信じるには、「人は信じられる」という確信が必要です。 それには、日本人の良さを日頃から感じることが大切と思います。 これから数話に渡って、日本人の良さを考えたいと思います。 東日…続き
マネジメントのヒント
第48話 リーダーとして人を信じる 阿倍元総理が亡くなられて、2年が過ぎました(2024年7月15日執筆時) 先日、YouTubeを見ていると、安倍元総理が 「近頃の若者は利己主義というが、誰かのために働きたい人もたくさんい…続き