衛生管理コラム
第11話 HACCP/FSMS対応ペストマネージメントとは⑤ 製造施設の問題箇所ついて
ペストマネジメント
第9,10話で製造ラインの危険箇所についてお話しました。
第11話では、製造施設の問題箇所についてお話します。
危険箇所と問題箇所の違いに注意してください。
危険箇所は、製造ライン上の、異物混入の起こる可能性のあるところです。
問題箇所は、虫の問題が起こるところ(つまり虫が侵入/発生するところ)です。
問題箇所の重要度(どれくらい危険か)を確認していきます。
問題の重要度は、問題の深刻さと、製造ラインとの位置関係で判断します。
○問題の深刻さ
問題箇所の深刻さは、その箇所がどれだけ(深刻な)問題かということです。
侵入か/発生か、主に発生している/侵入している虫は何か、どの程度発生/侵入しているか、などによって決まります。
例えば、たくさん発生/侵入してきている(深刻な)状態であれば、問題は深刻であり、対策を急ぐ必要があります。
○製造ラインとの位置関係
虫の異物混入は、侵入した/発生した虫が、危険箇所に接近/混入して、起こります。
そのため、(製造ライン上の)危険箇所に近いほど、問題箇所はより危険になります。
問題が深刻であっても、製造ライン(の危険箇所)から離れていれば、重要度が低くなることもあります。
逆に、問題が深刻でなくても、それが製造ライン(の危険箇所)に近ければ、異物混入が起こる可能性が上がり、重要度が高いと判断される場合もあります。
問題箇所の重要度は、問題の深刻さと、製造ラインとの位置関係で判断します。
第12話では、対策の優先度についてお話します。
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