TOP
衛生管理コラム

第11話 高木美帆選手が見せた仲間への想い

その他

北京オリンピックで、女子団体パシュートで日本チームが銀メダルを獲得しました。
女子スピードスケートでも、いくつかのドラマがありました。
想像できないような、プレッシャーや苦労、努力を経ての試合結果、それぞれの想いがあったと思います。

私の中で、もっとも記憶に残ったのは、2月20日朝、NHK総合 【おはよう日本】に生出演した、女子団体パシュート日本チームの会見での、高木美帆選手の言葉でした。
高木美帆選手と姉・菜那選手、佐藤綾乃選手の3人が生出演しました。
3選手がいろいろな質問を受け、答えていたのですが、その中で高木美帆選手は、チームについての発言で、「4人の・・・」「4人で・・・」と、「4人」を何回も繰り返しました。

4人目、控えとして入っていた押切美沙紀選手のことだと思います。
転倒した高木菜那選手の背中を優しくさすり、頭をなで、抱きしめていた人です。
大会の規定で、1試合も滑っていない選手には、メダルは与えられないため、控えの押切美沙紀選手にメダルはありませんでした。
生出演中、誰もがメダリスト3名に注目していました。
しかし、高木美帆選手は、同じ苦労/努力をしてきた、押切美沙紀選手を忘れて欲しくなかったのだと思います。
「高木美帆選手が見せた仲間への想い」が記憶に残った、素晴らしい会見でした。

どんな組織も、よい仕事をしたり、よい仕組みを回したりするためには、皆の協力が必要です。
結果として、陽の当たる人、陰になる人といるかも知れません。
しかし、一人ひとりの努力に気づき、仲間を大切にする心を忘れずにいたいです。

最新の衛生管理コラム 6件

マネジメントのヒント
第58話 戻れない時にとらわれず・・・ 前回まで、「人の一生は短い。後悔はせんように」 「今の仕事をやりつくそう」というお話をしました。 大学時代は、研究者として、大学に残るのが夢でした。 「目標」でなく「夢」という当たり…続き
マネジメントのヒント
第57話 行き詰まった時に思い出したい言葉③ 補える(おぎなえる)関係 TVアニメで「人は補ない(おぎない)あって生きていくもの」と言っていました。 主人公の駄目大学生が、理想の彼女と知り合い、好きになり、やがて結ばれていく内容で、 …続き
マネジメントのヒント
第56話 行き詰まった時に思い出したい言葉② 同じくNHK連続ドラマ小説の一場面。 植物学雑誌創刊に向けて、主人公の万太郎の部屋に友人が集まり、 論文を書こうとしても、筆が進まず、うだうだやっている学生をよそに、 万太郎は植物のスケ…続き
マネジメントのヒント
第55話 行き詰まった時に思い出したい言葉① 先日、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で、印象に残るシーンがありました。 それは、主人公の万太郎が、植物学を追究するか迷っていた時、 「ジョン万次郎」こと中濱万次郎が、自身の経験を…続き
ペストマネジメント
第103話 人は理解しないと動けない 前話で食品衛生7Sについてお話ししました。 食品安全ネットワークによって、はじめて分かりやすく解釈され、提唱さたた食品衛生7S それまでは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)と、ただ5つ…続き
ペストマネジメント
第102話 食品衛生7Sを考える② 食品衛生においては、清潔な環境が最終的な目的になります。 その清潔を、実現するための行程を表しものが、食品衛生7Sです。 整理で、製造現場から不必要なものを取り除きます。 整頓で、残…続き