衛生管理コラム
第17話 HACCP/FSMS対応ペストマネージメントのモニタリング① モニタリングとは環境を把握すること
ペストマネジメント
先週まで、HACCP/FSMS対応ペストマネージメントの話をしてまいりました。
今週から、HACCP/FSMS対応ペストマネージメントのモニタリングについて、お話しいたします。
工場管理では、モニタリングが必須です。
モニタリングは、使用トラップと地点と期間を決めて、定期的におこなう昆虫調査です。
工場内の環境、および環境の変化を知るためにおこないます。
なぜ、捕まった虫を調べることによって、その場所の環境が分かるのかをご説明します。
それは、虫は決まった環境でしか生活することができないためです。
例えば、チョウバエ類は湿った有機物の汚れから発生しますが、乾燥した場所からは発生しません。
タマカ類は、施設外で発生して、風に流され入ってきますが、排水溝から発生しません。
つまり、チョウバエ類が多く捕獲されたら、湿った有機物の汚れがあることが分かります。
タマカ類が多く捕獲されたら、壁や窓に隙間があるか、開閉管理ができていないことが考えられます。
私たちは、工場内で捕れた虫を、環境別にいくつかのグループに分け集計し、その場所の環境を推測します。
モニタリングとは、使用トラップと地点と期間を決めて、定期的におこなう昆虫調査です。
捕獲された虫を調べることによって、その場所の環境を知ることができます。
調査を定期的におこなうことによって、環境の変化を知ることができます。
工場でモニタリングをおこなうことは、工場内の環境を把握して管理をおこなうことです。
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