衛生管理コラム
第19話 HACCP/FSMS対応ペストマネージメントのモニタリング③ モニタリングの条件
ペストマネジメント
HACCP/FSMS対応ペストマネージメントでは、防虫計画を作るだけでなく、対策が正しく、無理なく運用されるようにします。
そのため、防虫計画で立てた対策が、正しく運用されているか、新しい問題が起きていないかを確認しなければなりません。
その確認をおこなうのがモニタリングであるとお話しました。
しかし、これには、大切な条件があります。
モニタリング計画が、防虫計画の内容を反映したものであることです。
HACCP/FSMS対応ペストマネージメントは、防虫計画により、侵入/発生してくる虫が異物混入を起こさないようにします。
虫が侵入/発生してくる箇所が、問題箇所でした。
問題箇所に対して、虫の侵入を抑える対策をとったり、虫が発生しない対策をとったりします。
モニタリング計画は、それらの対策が正しくおこなわれているかどうかを、確認できるものでないといけません。
つまり、全ての問題箇所に対して、問題にあった、防虫計画が立てられ、それにあったモニタリング計画がないといけません。
モニタリングに穴があると、対策が守られず、環境悪化に気づかないかも知れません。
その結果、虫の異物混入を起こしてしまうかも知れません。
ゆえに、モニタリング計画は、防虫計画の内容を反映したものであることが条件になります。
また、防虫計画がいい加減なものであると、モニタリング計画もよいものにはなりません。
モニタリング計画の元となる、HACCP/FSMS対応ペストマネージメントの防虫計画も、とても重要です。
防虫計画およびモニタリング計画の作成は、ペストマネージメント技術者の腕の見せ所となります。
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