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衛生管理コラム

第14話 私が思い込みに支配された例

その他

「あなたは不器用だから・・・」
小さい頃から言われて来ました。
最初に言ったのは、叔父だったのですが、何をもって不器用と言われたかは、定かでありません。
おかげで、中学まで、ずっと物作りが苦手でした(高校時代は、物作り自体がありませんでした)。

社会人になってからのことです。
ゴキブリ防除の試験をするのに、木工でゴキブリの棲み家を作りました。
我ながら力作だと思ったのですが、自分は不器用と思い込んでいます。
「不器用だから、きれいじゃないけど、これで何とか・・・」と、試験担当者に渡しました。
担当者は、それをじっと見て、「不器用な人は、こんなもの作れませんよ」と、笑ってました。

家を買った時、外の灯油タンクが雨ざらしでした。
そこで、灯油タンクがぴったり収まる外枠を作り、屋根を付けました。
ちょうど、リフォーム会社の人が来ていたので、「不器用だから、きっちりとしたものは作れないけど・・・」と、その雨よけを見せたら、じっと見た後、「不器用な人は、こんなもの作れませんよ」と言ってくれました。

思えば、趣味の釣りでは、何種類もの毛針を巻きます。
人前だと緊張して力を発揮できませんが、独りで作ったら、それなりのものを作れる様です。
自分が不器用だと思っている程は、不器用でないのかも知れません。
小さい頃から不器用と言われ続け、そう思い込んでいました。
一度思い込むと、「良いものを作れるイメージ」がわかず、結果 物作りが苦手になっていました。

人は、時に思い込みに支配されてしまいます。
マイナスの思い込みはなくしていきましょう。

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