衛生管理コラム
第17話 虫は、生き残ること、子孫を残すことに一生懸命
その他
「その他コラム」第15話で、フェロモントラップの話をしました。
第17話では、トラップ続きで、捕獲された虫のお話しをしたいと思います。
人間は、いろいろなことに趣味を持ち、なかには生きがいとして、全てをかける人もいます。
しかし、虫を含むその他多くの動植物は、生き残ること、子孫を残すことに、全てをかけます。
トラップに捕獲された虫を見ることで、それをつくづく感じます。
トラップに捕獲された(貼りついた)生き物で、脱皮ができるもの(脱皮のできる体調のもの)は、脱皮して逃げようとします。
脱皮殻の近くに、脱皮仕立ての状態で、貼りついていたりします。
足が貼りついたため、足を切り離して逃げようとしていたものもいます。
トラップに捕まった虫が、逃げられない時、次におこなうのが子孫を残すこと、そう、産卵です。
吹き出すように卵を集中して産んだり、1個ずつ数個産んだりします。
ニクバエ類は、ウジを直接産みますが、何十というウジが産み落とされているのを見ると、異物混入の恐ろしさを、つくづく感じます。
トラップに捕まった虫たちを見ていますと、生への執着、子孫を残すことへの執着を感じます。
「人間に生まれてきて良かった」と思いながら、これだけ虫を殺すと「来世は虫かな」と思ったりします。
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