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衛生管理コラム

第31話 仕組み作りで想像すること

よりよい組織作りのために

仕組み作りで想像することの例を、分かりやすいように第29話で話題にした、コロナワクチン接種センターで考えてみましょう。
自分が「ワクチン接種を急ぐ必要がある若者」になります。

①接種センターは渋谷だけど、待つ場所はあるのだろうか?
○待つ場所はどうするか(何名入れるか?隣の人の距離は?)
○入りきれない時はどうするか(外で並べるか?並べるとしたら何人までか?安全は確保できるか?隣の人との距離はどうするか?地域住民の承諾は取れるか?整理券を配るか?)
②受付はどのようにするのだろうか?
受付場所をどうするか(何名ずつ受け付けるか?受付票は?問診票は?問診票を記載する場所は?筆記用具は?体温計は?体温計の消毒は?)
受付を待つ人と、受付を終え(接種待ちの)人を分けられるか?
③接種をどうするか?
先生を何人確保できるかのか?接種場所は何カ所作れるか?ワクチンの確保はどうするか?ワクチンの保存はどうするか?
④待機をどうするか?
接種後の待機時間をどうするか?出る時・待機時間を過ぎている証明をどうするか?待機時間中に副作用が出たらどうするか?隣の人との距離をどうするか?
⑤各自治体との情報共有をどうするか?
受付票と接種証明、接種ワクチンのロット証明など、どうやってリンクさせるか?各自治体への連絡はどうするか?
データーベースで一元管理されているなら、それへのリンクをどうするか?
⑥その他
それぞれの場所の消毒と換気はどうするか?
一日終わった後の消毒作業をどうするか?
ざっと、考えただけでも、以上のことが頭に浮かびます。
これらについて、対策を立て、最終的に現場で検証します。

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