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衛生管理コラム

第37話 HACCP/FSMS対応ペストマネージメントのモニタリング⑰ 好ましくないモニタリング結果への対応③

ペストマネジメント

好ましくないモニタリング結果への対応の3番目として、対策を守れない人への指導を考えます。
対策がうまくいかなくても、個人攻撃をおこなってはいけません。
「できない」ことを注意するのでなく、「なぜ、できないか?」をさぐってください。
「なぜ、できないか」をさぐって、別のできる対策をたてるか、指導によって対策を徹底するかを決めて下さい。

「なぜ、できないか」をさぐる時は、従事者の意見に充分に耳を傾けて下さい。
リーダーの、従事者の話に耳を傾ける態度が、従事者のやる気を引き出すこともあります。
現場担当でしか気づかないような、いい案が聞けるかも知れません。
従事者と向き合い、一緒に問題解決する姿勢が大切です。

対策をおこなうように指導する時は、なぜ対策をおこなうのか、その対策によって何が変わるのかも説明してください。
ただ、「このようにすること」と支持するのでなく、対策によって増える手間を理解し、ねぎらいながら、対策をおこなうように指導してください。
従事者が、理解して、納得して、行動できるようにすることが大切です。

できる対策を立てて、誠意をもって十分に説明して、それでも対策を実施しない時は、従事者の持ち場を変えます。
従事者が真面目であれば、十分な考慮が必要ですが、誠意をもって指導しても、協力しない場合は、決断も必要です。

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