TOP
衛生管理コラム

第40話  「ルールを守る心」を育てる⑤

よりよい組織作りのために

第36~39話で、「ルールを守る心」を育てるために、従事者の心の中に「製品への愛着」を育てることが大切とお話しました。
そして第38話で、従業員教育で、もっとも製品に愛着を持つ人が、「製品への愛着」を話すべきと申しました。

従業員勉強会で、「製品への愛着」は芽生えても、一日では、「製品への愛着」は定着しません。
定着させるためには、日々、「製品への愛着」をもって従事する、後ろ姿を見せる必要があります。

先輩従事者が、「製品への愛着」をもって、製造ルールを守りながら、従事する姿を見せることです。
特に、従業員勉強会で、「製品への愛着」を語った人が、製造ルールを守りながら従事し、機会を見つけ、「製品への愛着」を伝えることです。

「製品への愛着」は一日では定着しません。
行動がともなわない言葉では、人は着いてきません。

「製品への愛着」をもって、製造ルールを守りながら、従事する姿を、日々見せることが大切です。
社長や工場長・ベテラン社員が先輩達に、先輩達が若手達に、若手達が新人達に、日々見せることが大切です。
「製品への愛着」のバトンを大切にして欲しいと思います。

最新の衛生管理コラム 6件

マネジメントのヒント
第58話 戻れない時にとらわれず・・・ 前回まで、「人の一生は短い。後悔はせんように」 「今の仕事をやりつくそう」というお話をしました。 大学時代は、研究者として、大学に残るのが夢でした。 「目標」でなく「夢」という当たり…続き
マネジメントのヒント
第57話 行き詰まった時に思い出したい言葉③ 補える(おぎなえる)関係 TVアニメで「人は補ない(おぎない)あって生きていくもの」と言っていました。 主人公の駄目大学生が、理想の彼女と知り合い、好きになり、やがて結ばれていく内容で、 …続き
マネジメントのヒント
第56話 行き詰まった時に思い出したい言葉② 同じくNHK連続ドラマ小説の一場面。 植物学雑誌創刊に向けて、主人公の万太郎の部屋に友人が集まり、 論文を書こうとしても、筆が進まず、うだうだやっている学生をよそに、 万太郎は植物のスケ…続き
マネジメントのヒント
第55話 行き詰まった時に思い出したい言葉① 先日、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で、印象に残るシーンがありました。 それは、主人公の万太郎が、植物学を追究するか迷っていた時、 「ジョン万次郎」こと中濱万次郎が、自身の経験を…続き
ペストマネジメント
第103話 人は理解しないと動けない 前話で食品衛生7Sについてお話ししました。 食品安全ネットワークによって、はじめて分かりやすく解釈され、提唱さたた食品衛生7S それまでは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)と、ただ5つ…続き
ペストマネジメント
第102話 食品衛生7Sを考える② 食品衛生においては、清潔な環境が最終的な目的になります。 その清潔を、実現するための行程を表しものが、食品衛生7Sです。 整理で、製造現場から不必要なものを取り除きます。 整頓で、残…続き