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衛生管理コラム

第39話 「心のブレーキ」を知る

その他

コラム「よりよい組織作りのために」第41話で、「できること」と「できないこと」があるとお話しました。
今話では、他の人と接するときに意識して欲しい「心のブレーキ」についてお話します。

問題を解決したり、ルールや仕組みを作ったりするような人は、行動力がある人が多いです。
そのような行動力のある人には、心のブレーキがありません。

課題にぶつかると、すぐに「どうしたら、この課題が解決するか」を考え始めます。
「課題は解決できる」という意識があるから、すぐに答えが見つかり、行動に移します。
それが、当たり前のことになっています。

当たり前ということは、誰もがそうだろうと考えてしまうことです。
誰もが、課題を考え、答えを出して、すぐに行動に移すと考えてしまいます。
そして、すぐに行動しない人を非難してしまいがちです。

しかし、ほとんどの人には「心のブレーキ」があります。
「課題=難しい」と感じ、考えることにブレーキをかけてしまい、答えが出ないため行動できません。
このことを忘れてはいけません。
「分からなかったから考えろ」ではなく「分からなかったら聞け」という教育を受けてきた弊害かも知れません。

ほとんどの人には「心のブレーキ」がある。
それゆえに、誰もが前向きに行動できるわけではない。
このことを忘れてはいけません。

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