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衛生管理コラム

第46話 「HACCP/FSMS対応ペストマネジメントでないと・・・」①

ペストマネジメント

HACCP/FSMS対応ペストマネジメントは、侵入する/発生する虫から、製造ライン(製造ラインを流れる製品)を守り、
製品に虫を混入させないようにする仕組みです。
その仕組みを全体的にとらえ、分かりやすくまとめ、実行し、説明できるようにすることです。

もし、HACCP/FSMS対応ペストマネジメントをおこなわないとどうなるでしょうか?
第46話、第47話で考えてみたいと思います。

1.製造環境調査をしても、対策が羅列されているだけで、どこから始めて良いかわからない。
「製造ライン(製造ラインを流れる製品)を守る」という目的がない、或いはあやふやなため、工場の環境調査をおこなっても、問題(と対策)を羅列するだけになります。

第三者による監査を受けた時や、監査前にコンサルタント(や衛生管理会社)が製造環境調査をした時に起こります。
どこから始めて良いかわかりません。特に指摘点が多いと途方に暮れ、改善自体が遅れてしまいます。

2.当然、各対策の優先順位は、分りません。
優先順位が分からないため、予算取りができません。 
優先順位を決めるためには、基準あるいは指針が要ります。
基準や指針にあたるのが、「製造ライン(製造ラインを流れる製品)を守る」という目的で分析した結果です。

優先順位が分からないまま、無計画に対策を実施すれば、無駄が多くなります。

3.防虫対策を、計画やプロジェクトとして、組み立てないので、考えがまとまりません。
※考えがまとまらないので、計画やプロジェクトになりません。
当然、第三者に説明できません。
第三者からすれば、対策を計画できない工場には、任せられない。あるいは認証できないとなります。

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