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衛生管理コラム

第51話 絞り込んだ仕組みから「硬質異物管理」を考える

その他

監査の時に、金属探知機の有無が問われるという話がありました。
HACCP義務化によって、金属探知機のメーカーの営業が活気づいたとも聞きました。
硬質異物管理のために金属探知機が必要と考える人がいます。

金属探知機を否定はしませんが、頼り切りになるのは賛成できません。
金属探知機は、金属しか検知できないのに、金属探知機をつけることで、全ての硬質異物を管理できたような気になってしまいます。
その結果、金属探知機の管理や金属以外の硬質異物管理に、油断をもたらす可能性があるからです。

それならば、金属探知機を設置せずに、①従業員への工場内への金属の持込を管理し、②製造ラインの硬質異物全てを洗い出し、管理基準をもうけ、定期的にチェックして、硬質異物を出さないようにした方が良いと考えます。
金属探知機を使用せずに、従事者教育・製造ライン管理で、硬質異物管理の仕組みを絞り込む方法です。

金属探知機に頼らない硬質異物管理の仕組み、その構築を強くお勧めします。

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