TOP
衛生管理コラム

第56話 安心して意見を聴ける人(検証をおこなっている人)の見分け方

その他

第54話で、情報には検証が必要であることをお話しました。
最初は、誰の話を信じたら良いのか、分からないこともあるでしょう。

私の見分け方は3つです。
1)情報の出所をしっかりと示す人
2)不確かな情報について、必要以上にコメントしない人
3)煽ら(あおら)ない人

1)情報の出所をしっかり示す人
情報の出所をしっかり示す人は、検証の大切さを知っています。
多くの情報を丁寧に探している人であり、努力家です。

2)不確かな情報について、必要以上にコメントしない人
不確かな情報について、必要以上にコメントしないということは、その人が口にすることは、全て根拠があるということで安心できます。
確かな情報のみ発信する人は、情報の信憑性の大切さを知る自制心がある人です

3)煽ら(あおら)ない人
煽らない人は、自制心がある人です。
自らの発信する情報に自信を持ち、情報を積み重ねることで、十分な結論を導き出せる人です。

私は、もう一つ、「人の悪口を言わない人」という、判断基準も大切にしています。
ただ、悪口でなく、相手への(事実に基づいた)批判をする時もあるので、批判なのか、悪口なのかの判断は難しいこともあります。

最新の衛生管理コラム 6件

マネジメントのヒント
第58話 戻れない時にとらわれず・・・ 前回まで、「人の一生は短い。後悔はせんように」 「今の仕事をやりつくそう」というお話をしました。 大学時代は、研究者として、大学に残るのが夢でした。 「目標」でなく「夢」という当たり…続き
マネジメントのヒント
第57話 行き詰まった時に思い出したい言葉③ 補える(おぎなえる)関係 TVアニメで「人は補ない(おぎない)あって生きていくもの」と言っていました。 主人公の駄目大学生が、理想の彼女と知り合い、好きになり、やがて結ばれていく内容で、 …続き
マネジメントのヒント
第56話 行き詰まった時に思い出したい言葉② 同じくNHK連続ドラマ小説の一場面。 植物学雑誌創刊に向けて、主人公の万太郎の部屋に友人が集まり、 論文を書こうとしても、筆が進まず、うだうだやっている学生をよそに、 万太郎は植物のスケ…続き
マネジメントのヒント
第55話 行き詰まった時に思い出したい言葉① 先日、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で、印象に残るシーンがありました。 それは、主人公の万太郎が、植物学を追究するか迷っていた時、 「ジョン万次郎」こと中濱万次郎が、自身の経験を…続き
ペストマネジメント
第103話 人は理解しないと動けない 前話で食品衛生7Sについてお話ししました。 食品安全ネットワークによって、はじめて分かりやすく解釈され、提唱さたた食品衛生7S それまでは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)と、ただ5つ…続き
ペストマネジメント
第102話 食品衛生7Sを考える② 食品衛生においては、清潔な環境が最終的な目的になります。 その清潔を、実現するための行程を表しものが、食品衛生7Sです。 整理で、製造現場から不必要なものを取り除きます。 整頓で、残…続き