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衛生管理コラム

第64話 HACCPが改訂された?⑥ 硬質異物管理はより具体的に管理する

ペストマネジメント

「食品衛生の一般原則およびHACCP付属文書」の改訂で、ハザードはより具体的にする様になること、異物混入防止の仕組みを作ることが大切であることをお話しました。

そもそも、監査で金属探知機を導入するように指摘されたり、HACCP義務化で金属探知機が必須のように言われたりすることじたい、硬質異物の全てを金属探知機で感知できるわけでないことを考えるとおかしいです。
これは、毛髪混入を防止するために、エアシャワーを導入することを指示する構図に似ています。

金属探知機を設置するより、硬質異物混入防止の仕組みを作り、運用する方がずっと大切です。
全工場的に、金属異物を含む硬質異物混入防止の仕組みを作り、運用することができれば、金属探知機は必要ないはずです。

それでも、金属探知機が必要というのは、「正しい管理の仕組みができているか、正しく管理がおこなわれているか」を見抜けないためです。
設備の有無だけを確認する方が楽だからです。

以上の理由から、「ハザードはより具体的にすべき」としたことは、とても良いと思います。
異物混入防止の仕組み作りと運用が、推進されることを期待します。

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