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衛生管理コラム

第65話 HACCP/FSMS対応ペストマネジメントにおける異物検査①

ペストマネジメント

異物混入事故は、企業イメージを大きく損なわせてしまいます。
SNSが普及した今日、会社の存亡さえも危うくしてしまうといっても過言ではありません。
絶対に起こしてはいけない異物混入について、数話に渡って深く考えたいと思います。

異物検査と聞くと、普通の人は、「混入した異物を調べること」を連想します。
しかし、異物が何であるかと同じくらい、混入状況を観察することは大切です。
混入状況を詳しく観察すると、さらに多くの情報を得ることができます。
場合によっては、製造者側に問題がないことを立証できることもあります。

そのため、お客様から「虫が混入していた」と連絡を受けたら、できるだけ、そのまま商品を送り返してもらうことが理想です。
アイスクリームであったり、飲料であったり、そのまま送り返すことが難しい場合は、混入状況を写真で撮ってもらうのが理想です。
異物混入を連絡してきた消費者は、普通、激怒していますから、いろいろお願いしづらいと思います。
手間のかかるお願いをして、よけい相手を怒らせることもあります。
あくまでも、理想としてください。

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