TOP
衛生管理コラム

第20話 デジタル教育で失うもの①

マネジメントのヒント

教育のデジタル化が進んでいます。
それは、新型コロナ感染症によって拍車がかかりました。

皆がタブレットを持ち、同じソフトによって教育されていく。
日本は、一つの答えを出すように教育され、自由な発想にかけるといわれます。
例えば、日本では「8+4=?」といった感じです。
自由な発想とは、「?+?=12」で、組み合わせを考えるといった感じです。
それが、デジタル教育によって、より均一化してしまうような気がします。

成長期には、身体だけでなく、自由に発想し、感性を身につけ、自分らしさも育ちます。
しかし、それには、
発想を広げる手伝いをする大人(より年長者)の存在が必要です。
いろいろな美しさを見せる大人の存在が必要です。
良書を読み聞かせをする大人の存在が必要です。
幼稚園や小学校、中学・・・と人関係の中で、他人の心と向き合う優しさを伝える人が必要です。

そう、どれもこれも、子供たちを大切に思い、手をかけることが必要です。
それらは、決して、デジタル化した教育だけで、できるものではありません。
教育のデジタル化、私たちは、また多くのものを失うのかもしれません。

最新の衛生管理コラム 6件

マネジメントのヒント
第58話 戻れない時にとらわれず・・・ 前回まで、「人の一生は短い。後悔はせんように」 「今の仕事をやりつくそう」というお話をしました。 大学時代は、研究者として、大学に残るのが夢でした。 「目標」でなく「夢」という当たり…続き
マネジメントのヒント
第57話 行き詰まった時に思い出したい言葉③ 補える(おぎなえる)関係 TVアニメで「人は補ない(おぎない)あって生きていくもの」と言っていました。 主人公の駄目大学生が、理想の彼女と知り合い、好きになり、やがて結ばれていく内容で、 …続き
マネジメントのヒント
第56話 行き詰まった時に思い出したい言葉② 同じくNHK連続ドラマ小説の一場面。 植物学雑誌創刊に向けて、主人公の万太郎の部屋に友人が集まり、 論文を書こうとしても、筆が進まず、うだうだやっている学生をよそに、 万太郎は植物のスケ…続き
マネジメントのヒント
第55話 行き詰まった時に思い出したい言葉① 先日、NHK朝の連続テレビ小説「らんまん」で、印象に残るシーンがありました。 それは、主人公の万太郎が、植物学を追究するか迷っていた時、 「ジョン万次郎」こと中濱万次郎が、自身の経験を…続き
ペストマネジメント
第103話 人は理解しないと動けない 前話で食品衛生7Sについてお話ししました。 食品安全ネットワークによって、はじめて分かりやすく解釈され、提唱さたた食品衛生7S それまでは、整理、整頓、清掃、清潔、躾(しつけ)と、ただ5つ…続き
ペストマネジメント
第102話 食品衛生7Sを考える② 食品衛生においては、清潔な環境が最終的な目的になります。 その清潔を、実現するための行程を表しものが、食品衛生7Sです。 整理で、製造現場から不必要なものを取り除きます。 整頓で、残…続き