30年以上前に経験したインスタントラーメン(袋麺)の異物混入を例に、混入状況から混入時期を推定できたお話をします。ヒメマルカツオブシムシ幼虫1匹の混入でしたが、袋を観察すると、外から中に向かって開いた穴が観察されました。
GW中ホームページの更新をお休みいたします。次回の更新は5月9日の予定です。皆様、良い休暇をお楽しみください。
人の可聴域(聴くことができる音域)を超え、不可聴域までも広く録音しているレコードに、「仕組みを作り込む」に通じるものを感じました。不可聴域までもの録音、例え耳に聴こえなくても、五感に訴えるものがきっとあると思います。
異物の混入状況を観察すると、多くの情報を得ることができます。製品が入っていた袋や箱の状態。製品への混入状況など、いろいろなことが状況判断の手助けになります。
新型コロナの感染法上の分類が2類から5類に下げられることに先駆けて、マスクの着用が個人の判断が基本となりました。マスク着用が自由になったおかげで、卒業式ではじめて級友達と素顔で過ごせた生徒もいます。これはこれで生徒の気持ちをくんだ良い決断と思いますが、本来なら、2類から5類に分類が下げられ…続き
万が一「混入事故」がおこった場合、「うちの工場のせいだ」とか、「うちの工場のはずがない」とか思い込むことなく、冷静になって、たんたんと事実を積み重ね、理論的に対処することが大切です。
35年前と全然変わらない大学教官と久しぶりに会って、人とはこうまで変わらない生き物かと思いました。どのように努力しても、変えることが無理な人もいると感じました。
異物混入について、数話に渡って考えます。異物検査では、「混入した異物を調べること」と同じくらい、混入状況を観察することが大切になります。場合によっては、製造者側に問題がないことを立証できることもあります。
先日、35年ぶりに会った大学の指導教官からはじめてほめられました。どんな人間も、褒められたら嬉しいものです。気がついたら褒めることを大切にしてください。
異物混入防止の仕組みを作ることは大切です。全工場で金属異物を含む硬質異物混入防止の仕組みを作り、運用することができれば、金属探知機は必要なくなります。