「人は考えないで行動する」ことを意識せずに、行動してしまうのが人間です。ということは、人より多く考える人は、それだけで成長していきます。考えることを大切にしたいです。
ペストマネジメントにおいては、トラップの管理も大切です。ライトトラップのランプを定期的に交換することはもちろん、製造ラインに変更があれば、トラップの位置変更が必要か検討することも大切です。
人に気持ちを伝えることは大切ですが、相手にどう伝わるかは、相手との関係(相手の気持ち)で変わります。相手の気持ちを考えなかったり、相手の気持ちを勘違いすることによって、伝えることは難しくなります。
11月25日の金曜ロードショーで放映された劇場版「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」で、「依頼者の気持ちを聴いて、或いは依頼者の環境から察して、依頼者の想いを相手に伝える」手紙の代筆が描かれました。相手に想いを伝えることの大切さ、難しさが心に残りました。
工夫されないペストマネジメントの例として、「毎回、報告書の指摘事項が同じ」というのがあります。「毎回、不可能な対策が、繰り返し記載されている」報告書です。改善不可能な対策を並べても意味がありません。守れないなら、なぜ守れないか考え、守るのが無理なら次善策を考えていくことが大切です。
絞り込んだ仕組みの例として、「金属探知機を使用しない、従事者教育・製造ライン管理で絞り込んだ硬質異物管理」を検討しました。
絞り込んだ仕組み作りが理解されなかった例として、ある食品関連工場の毛髪除去の仕組みを紹介します。粘着ローラーを使用した毛髪除去の仕組みを作り上げ、従事者指導も徹底され、実際従事者も良くルールを守っていました。それでも、外部監査の人から、エアシャワーがないことを指摘され、エアシャワーを入れざ…続き
工夫されないペストマネジメント例として、調査結果の提出について検討しました。害虫管理業者の仕事は、報告内容を実戦してもらうことが仕事です。報告内容をいかに伝えるかを工夫することが大切です。
「仕組みを絞り込むこと」の応用として、「人と話をする時のコツ」を考えます。前もって、話の目的、会話で成し遂げたいことを明らかにし、そのためには何を話さなければいけないかを考え、話すようにします。
絞り込まれた仕組みにおいては、仕組みが完全かどうかだけでなく、従事者の教育がなされているか、従事者が協力しているかを判断しないといけません。監査が一般的でなかった昔、「絞り込まれた仕組み」の運用度を判断できず、「作り込まれた仕組み」に頼り、ハードのチェックが主におこなわれた時代がありました。