「工夫されないペストマネジメント例」として、工夫されない報告書を示し、ペストマネジメントにおける報告書のあり方を検討しました。
「ハードを充実さえすれば、従事者の指導は必要なくなる」と思われがちですが、ハードに頼ると、万が一ハードが故障した時に、対策や運用が大きく乱れることになります。例え、ハードを充実させたとしても、十分な従事者指導は必要です。
「作り込まれた仕組み」と「最小限の仕組み」の運用面での違いを考えます。「作り込まれた仕組み」では、作業性が上がりミスがなくなります。逆に「最小限の仕組み」では、運用が大変になり、組織力が必要になります。
工夫されないペストマネジメントの2例目として、捕虫数が多い時におこなわれがちである「中央付近の一部だけを調べ、それを単純に10倍する」方法について検討しました。
ホームページ担当者が不在のため、14日の更新をお休みします。次回更新は16日の予定です。
具体的に「最小限の仕組み作り」をご理解頂くため、防虫対策の要である前室(入出荷口)を、「作り込まれた仕組み」と「最小限の仕組み」の両方で説明しました。
仕事の仕組みは、仕組みを最小限にするにしても、作り込むにしても、仕組みを作ろうとしている作業の本質を理解していないとできません。
仕組み作りは大切さですが、仕組みが作れないこともあります。その様なときは、無理せず、仕組みを意識しながら、仕事を絞り込み、「最小限の仕組み作り」をすることが大切です。
創業35周年を超え、テレビでも紹介されたパン屋オーナーが、駅の改札内でパンを販売する姿を通して、仕事の一貫性について考えます。
第48~53話では、実際におこなわれている、工夫されないペストマネジメント例を紹介します。最初の例として、工場の防虫対策が「工場の防虫対策を全体的にとらえ、製造ラインを守る仕組み」になっていないため、第三者に防虫対策が説明できない例をお話します。