ルールを守れない人に、ルールを守るようにいう前に、ルールを守る心を育てることが大切です。まずは、「製品を大切に思う心(製品への愛着)」を育てることから始めます。
目的がはっきりしているのに、想像力がたりなかったために、失敗した仕組み作りについて紹介しました。 お粗末な例として、お読みください。
対策を立てる時は、問題の上流をたどるということ、対策の目的を見失わないことの2点が大切です。 「問題の上流をたどる」とは、問題を解決するよりも、その問題が起こらないようにすることです。
コラム「より良い組織作りのために」で、仕組み作りの話をしました。本コラムでは、これからの数話は、仕組み作りについて、いくつかの実例をお伝えしたいと思います。 第1回目は、現在のコロナ対策について検討します。
「意識して仕事をすること」のトレーニング(仕事の準備)をした人、しなかった人で、仕事の能力が大きく変わってきます。どれほどの差ができるかをお伝えします。 ペストマネジメントコラムを挟んで、次回は「仕組み作り」の実例についてお話します。
リーダーは、食品安全の仕組みを作って、動かすのが仕事です。従事者のやる気を引き出し、従事者が集中して仕事をする環境を作らないといけません。「従事者を力で動かす」のではなく、「従事者が納得して働く」ようにすることが大切です。
「意識して仕事をすること」のトレーニングとしてお勧めした、「仕事の準備をする」は、できるだけ若い内からおこなうことが望まれます。 理由は、若い方が環境的(文化的)におこないやすいことと、若い内に脳を働くことに慣らすと仕事の伸びが大きいからです。
仕組み作りが敬遠される、2つ目の理由は、多くの日本人が苦手とするリーダーシップが必要になることです。 仕組み作りを、成長する良いチャンスととらえ、「どうせ、自分がやらないと、他にやる人はいないんだ。文句は言わせない」くらいのつもりで始めて下さい。
好ましくないモニタリング結果が出た時は、「できない」ことを注意するのでなく、「なぜ、できないか?」をさぐり、別のできる対策をたてるか、指導によって対策を徹底するかします。
脳を無意識でも働くようにするためのトレーニングとしてもっともお勧めなのは、率先して仕事の準備をすることです。準備は、仕事を理解していないとできません。忘れ物をしないために、その日の仕事をシュミレーションすることも必要です。