仕組み作りが、敬遠されるには、2つ理由があると思います。1つ目は、個別の対策を立てるより、大変に思う人が多いからです。抜けなく、順序立てて、分かりやすく組み立てるのを、難しく感じるようです。
モニタリングで好ましくない結果が出た場合、対策を見直す必要があります。対策は、正しく実行されてこそ、効果が出でます。従事者の信頼を得て、従事者の協力のもと、対策をおこなうことが大切です。
人は、ボーとしていたら、脳は働かず、何も考えずに行動してしまいます。しかし、よい仕事をしようとか、新しく仕事を覚えようとか、意識して仕事をすると、脳は無意識でも働き続けます。
仕組みつくりの応用として、仕組みより簡単なマニュアルの作り方についてお話します。コラム「その他」第25話で、お話した内容を詳しくお話します。
モニタリングにおいて、好ましくない結果が出た場合、現在の対策が適切かどうか確認することも大切です。
「答えを出したい質問を、分かりやすく具体的に、脳に投げかけること」で、脳は答えを探し続ける。とお話しました。本日のコラムは、その例をお話します。
仕組み作りのトレーニングをする時は、仕組みの目的をはっきりさせ、どんな仕組みが必要かを、従事者に考えてもらうことが大切です。 考えがまとまったら、行動を順番に書き出し、その後、想像力を最大限発揮し、最初からシミュレーションします。ラフな仕組みができたら、現場で、検証していきます。 …続き
モニタリング結果をもとに、対策を改善したら、必ず記録を残して下さい。対策改善記録の一ずつが、工場の食品安全管理の歴史になり、ノウハウになっていきます。
人は、意識しないことは、考えずに行動します。しかし、意識しておこなう行動については、人は考えて行動します。一度、意識の中に質問を投げかけた後は、無意識でも、脳は答えを求めて働きます。
コラム担当者が4日まで出張のため、コラム更新をお休みします。次回のコラム更新は、7月5日の予定です。