工場でルールを守れない従業員がいる場合、「従業員ができない」と考える前に、「どうしてできないのか」「どうしたらできるのか」を考えることが大切になります。
従業員勉強会とその後の活動によって、従業員がやる気になり一般的衛生管理が充実すれば、リーダーの気持ちが楽になり、仕事効率は上がります。
勉強会後の食品安全管理の実践は、やりやすい所から、少しずつやります。「一カ所うまくいったら、別の箇所へ、それがうまくいったら、また別の箇所へ」と成功体験を積み重ねていくようにします。
勉強会後、得た知識を実践することで、内容が理解でき、身につきます。実践することで、食品安全に関わっている実感を得て、ルールを守る文化が生まれます。勉強会はただおこなうだけでなく、工夫することが大切です。
勉強会は、社長や工場長自身が「勉強会は大切」という意識を持ち、勉強会実施前後の環境を整えることで、大きな成果を持たせることができます。
ゴールデンウィーク中、ホームページ更新をお休みします。次回の更新予定は5月7日です。
食品安全管理の勉強会をおこなう前に、製造現場のチェックおよび環境改善をおこなうと良いです。ルール通を守らないと違和感を覚えるような製造環境が理想です。
勉強会の後は、社長、工場長の強いリーダーシップのもと、従業員をリーダーがまとめ、そのリーダーを社長、工場長がまとめ、勉強会の内容を活かして、従業員が動くようにします。
従事者の勉強会は、前もって一般的衛生管理の様子をチェックして、一般的衛生管理の基礎知識だけでなく、現状の問題点を話すようにします。チェックしたその日に話ができれば理想です。
工場内に工事業者さんを入れる時は、工事前後で防虫対策を実施します。工事業者さんの出入口を決め、工場内ルールを用紙1枚にまとめ、工事業社さんに渡しルールを守ってもらうようにします。