目的遂行能力に優れる官僚の方は、定める目的によって結果が大きく変わってきます。政治の本質「国民のために良い世の中を作る」を志してもらうことを願います。
従事者に衛生管理のルールを守ってもらうには、従事者が使いやすいようにすることが大切です。手洗いを例に、使いやすくすることを考えてみます。
本質を考える例として、「法律の文章」を考えます。法律の本質は、皆に理解してもらい、守ってもらうことであるはずなのに、法律は読みづらいです。誰もが分かるような文章で書くか、少なくても、法律の分かりやすい説明を、併記してほしいものです。
工場にいくと、さだめられたルールと、その運用に矛盾があることがあります。そこに経営者の食品安全への姿勢を見ることができます。
官公庁のHPは、一般の人への情報発信が目的で、「正確性と分かりやすさ」が大切のはずですが、実際に見てみると、わかりにくいどころか、関連ページにたどり着けない場合もあります。仕事の本質、ものごとの本質を忘れた例です。
従事者に声をかけた時、明るい返事や笑顔が帰ってきたら、人間関係がうまくいっている証拠です。人間関係がよくないと、嫌な顔されたりします。工場調査時の大切なチェックポイントです。
本質についてお話ししてきました。本質を見つけ、つらぬくことは、簡単ではありません。だからこそ、続ければ、大きな効果をもたらしてくれます。
清掃をしやすくするために、実践して欲しい方法に、「ドライ運用」があります。ウエットな状態で使用することを前提とした調理場においても、床を乾かした状態で使うことです。
朝礼で「お客さんとどんな話をしたとか、お客さんのどんなところに気づいたとか」を話すことによって、「お客さんのことを知ろうとする気持ち、現場で気づく気持ち」を養うはずが、いつのまにか本質や目的を忘れたために、社員が交代でおこなう、ありふれた挨拶に変わっていました。
ペストマネジメントといっても、害虫がこちらの都合で動いてくれるわあけではなく、害虫が生息する環境を「虫が発生しないように」、「虫が侵入しないように」変えていきます。