「マネジメントのヒント」では、いろいろな例を出して、本質の説明をしています。第26話では「ペストマネジメントの本質」についてお話しします。
局所的(内部)発生性昆虫類対策ができているかどうか見抜くポイントの続きとして、清掃道具の管理、清掃のしやすさについてお話しします。
HACCP/FSMSの本質は、CCP管理だけでなく、CCPを決めるまでの手順、製造現場に出て、製造現場を全体的にとらえ、効果的な仕組みを作ることもあると考えます。
局所的発生昆虫類対策の基本は清掃です。「清掃道具がしっかり管理されているか」と「清掃がしやすい状態にあるか」を確認することによって、日頃から清掃できているかどうかが分かります。
世界中で問題になっているトコジラミの駆除は困難であり、トコジラミ防除の本質は、トコジラミをできるだけ早く発見し、生息数が少ないうちに駆除してしまうことです。
外周の管理で、雨水溝の他に気をつけなければいけないのは植栽です。植物から発生する虫と植物付近にとどまる虫に注意する必要があります。
食品安全ネットワークが「食品衛生の目的は清潔であり、整理・整頓・清掃・洗浄・殺菌は手段、躾は、マニュアルや手順書、約束事、ルールを守るように動機づけること」と定義した食品衛生7Sは、食品衛生の本質をみごとに表しています。
防虫対策では、外周管理も大切です。汚れた雨水溝からは、工場内で発生するコバエ類が発生します。実際のモニタリングでは、想像以上に外周から発生した虫が捕獲されます。外周が管理できているかどうかは、防虫対策ができているかどうか確認する指針になります。
ホームページ担当者が、帰省と作業応援で不在のため、8月1日から(最長)8月20日までホームページ更新をお休みさせていただきます。
問題を解決したり、何かをおこなう上で大切なことは、本質を考えることです。現在の延長上でものを考えるのは楽ですが、多くの場合、そこに答えはありません。一から考えることが大切です。