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衛生管理
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HACCP/FSMS対応
工場内粉清掃

虫を知る自社スタッフによる信頼の工場清掃。

HACCP/FSMS対応 工場清掃

昆虫調査報告書や監査で「清掃してください」と言われたことはありませんか?
清掃をどこに頼んだら良いかわからず、困ったことはありませんか?
私どもの強みは、自社スタッフで粉清掃をおこなうことです。虫を知るスタッフがおこなうため、ただ清掃するだけでなく、虫の発生がないか、今後注意する場所はないかなど、気をつけながらおこないます。

内部発生昆虫類対策の基本は清掃です。
もう20年以上、粉を扱う広い工場を、主に清掃で虫の発生がない様に管理しています。粉を扱う工場の皆様は、粉から発生する虫の管理に苦労されていると思います。清掃の時間が取れず、思わぬ所に粉が溜まり、虫が発生したりします。フェロモントラップにたくさん捕まって、頭を抱えた経験をお持ちかも知れません。清掃管理していますと、フェロモントラップに捕まっても、懸念箇所がすぐ分かるので、限定的処理で対処できます。
日頃から清掃していますと、監査の時も、清掃不足をチェックされることがありません。

清掃計画

最初に区域分けをして清掃頻度を決めます。場所の重要度(異物混入の起こる危険度、製造ラインとの距離等)と粉の溜り方によって区域分けします。
清掃箇所の区域分けは、現場にて細かな状況を把握しながら決めるだけでなく、図面上にプロットして俯瞰的に全体を把握しながら行います。現場把握だけで区域分けすると、清掃箇所に抜けがでたり、清掃範囲が不明確になることがあること等から、好ましくありません。

必ず製造ラインが記載された詳細な図面を作成し、清掃範囲を記載しながら区域分けすることが望まれます。
清掃頻度は、上記2条件に、貯穀害虫の生態(発育期間)を考慮して決めます。重要度によって、従業員の方で毎日清掃する区域、一週間に一度清掃する区域、重点清掃として私達が入り、毎月から年に1度程度清掃を行う区域等に分けます。

現状確認(モニタリング)

内部発生する昆虫類の生息状況を調べることによって、清掃ぐあい等環境状況を把握します。

【モニタリング計画】
モニタリングを精密に計画し厳格に行えば、昆虫類の発生がないことによって、環境状況に問題ないことを証明できます。そのためモニタリングのあり方(設置計画と実施)は非常に重要です。トラップの設置の仕方を見れは、それを計画した人の、工場管理に対する姿勢や力量が分かります。
モニタリングは、粘着トラップ、ライトトラップ、タバコシバンムシやメイガ類はフェロモントラップも使用します。

結果のまとめ方

捕獲昆虫類を調べたら、いつ、どこで、どんな昆虫類がどれだけ捕獲されたか分かる様に図に表します。
捕獲された昆虫類を円グラフにして、分類ごとに色分けして、捕獲数によって円の大きさを変え、図面上に落としていきます。
下図は調査結果報告例(部屋割りや製造ラインはアレンジ)です。実際にはもっと細かく作成しますが、イメージはつかんでいただけるかと思います。

フェロモントラップ調査結果報告例
円の大きさは捕獲数の多さを、虫は捕獲昆虫を示します。
図面
対策

捕獲結果に異常があれば、すぐに現場に赴き、目視調査を行い、発生源を探します。発生源が分からない場合、トラップを増やして追加調査を行います。発生源を見つけて清掃をします。
壁の隙間等、発生源が清掃できない場合は、液化炭酸ガスに有効成分を溶解した製剤を使用して、細かく処理していきます。

清掃時異物混入防止対策

工場内の清掃は、異物混入を特に気をつけないといけません。製造ラインを清掃することもあります。資器材の破片を含め、忘れ物は絶対に許されません。FSMS対応として、作業前後の道具チェックをおこない、異物混入防止に努めています。

忘れ物がないことの確認
作業前後の道具チェック:持ち込んだ道具を、全て持ち帰っているか、作業前後でチェックします。

清掃方法

清掃方法は、掃除機を使用しての吸い取りです。掃除機はハイパワーのものを、高い吸引力を維持する様にフィルターバック(ゴミをためる袋)を外して使用しています。
粉をエアで吹き飛ばすと、より清掃しにくい場所へと飛んでいくために、粉は可能な限り、掃除機で吸いこみます。昆虫類はほんの少量の餌(粉だまりや有機物片)からも発生するので油断はできません。
粉を落として清掃すると、粉や残渣が異物混入の原因になったり、清掃しにくい場所へと粉が入り込んだりするため、高い所も可能な限り掃除機にて直接吸い取ります。
清掃報告書も作成いたします。

清掃後管理

清掃だけでなく、その後の管理もお任せください。
炭酸ガス製剤の空間噴霧で、成虫駆除も同時におこないます。昆虫成長制御剤と殺虫剤を配合したエアゾールや燻煙剤処理によって、数ヶ月虫の発生を抑えることもできます。フェロモントラップによるモニタリング管理や、交信かく乱技術を使っての低密度管理もできます。
これらは、HACCP/FSMS対応として、詳細な防虫計画を立て、マネージメントさせていただきます。どうぞ、私たちの技術をお試しください。

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